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最終更新日:2018.07.09

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ジャンル生物科学動物学

魚の科学事典 (普及版)

A5/612ページ/2012年04月25日
ISBN978-4-254-17152-5 C3545
定価15,120円(本体14,000円+税)

谷内透 ・中坊徹次 ・宗宮弘明 ・谷口旭 ・日野明徳 ・阿部宏喜 ・藤井建夫 ・秋道智彌 他編

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

日本人にとって魚類は“生物として”,“漁業資源として”,“文化として”大きな関心がもたれている。本書はそれらを背景に食文化や民俗的観点も含めて“魚”を科学的・体系的に把握する。また折々に豊富なコラムも交えて魚のすべてをわかりやすく展開。〔内容〕<1.魚の構造と機能編>魚の分類と形態/魚の解剖・生理/魚の生態/魚の環境:<2.魚と漁業編>魚と漁獲/魚と増養殖/魚と資源:<3.魚と文化編>魚と健康/魚と食文化/魚と民俗・伝承

編集部から

 私は肉より魚が好きである。月に一度は川崎市北部市場に出掛けては魚を眺めている。だいぶ前に『現代の魚類学』を企画・刊行したが,そのときは足がある(ように思われる)魚などの写真を興味深く見ていたものだ。
 …ということとはまったく関係なく,『水の事典』の刊行後,その本の編者の一人である谷内先生をお訪ねしたときから本書の企画はスタートした。お話を伺うと,魚類学の辞典はあっても1冊で生理・生態から分類まで含めた本はないので企画としては時宜を得ているということだった。まして人文的な要素を加えた本は最近まったく刊行されていないそうだ。
 そのような編集会議での議論を経ての構成は,形態・生理・生態・環境・魚獲・養殖・資源などのオーソドックスな章だけでなく,新しい視点として[魚の文化編]を設けて「健康」「食文化」「民俗・伝承」の章が加わった。
 この文化編はゲラを読んでいても楽しく,たとえば刺し身の起源とか,煮魚と焼き魚の栄養学的な違いとき,魚にまつわる行事などが豊富な写真で語られている。また,コラムも相当数を用意し,“南海の怪物”“トロールでとれた海亀”“サメの武器”など興味をそそる題材が本文中にちりばめられている。
 なお,イカ・タコ・エビ・カニ・貝類などは,“魚”ではないのだが,本書では海に生きる生物として適宜解説に加えている。 (森田)

【書評】
『日本水産学会誌2006年7月号』の「新刊書紹介」欄で、
田中 彰氏により、「・・・科学事典として内容が多岐に亘っているためページ数も多いが、47名もの第一線の研究者によって最新の知見や研究手法が網羅されており、読みごたえがある。目次も細かく書かれており、内容を把握しやすい。水産系の大学生や社会人は目次や索引を参照して興味あるところから読んでいっても勉強となる。さらに内容を詳しく調べるためには各執筆者の文末に引用文献が掲載されているので便利である。・・・」と、ご紹介いただきました。
 

執筆者一覧

【編集者】谷内 透,中坊徹次,宗宮弘明,谷口 旭,青木一郎,日野明徳,渡邊精一,阿部宏喜,藤井建夫,秋道智彌
【執筆者(執筆順)】中坊徹次,土居内 龍,中山耕至,白井 滋,甲斐嘉晃,石松 惇,黒川忠英,金子豊二,宗宮弘明,松島俊也,山本直之,坂本 崇,佐原雄二,桑村哲生,谷内 透,益田玲爾,谷口 旭,丸山 隆,青木一郎,為石日出生,東海 正,三浦汀介,日野明徳,熊井英水,若林久嗣,大関芳沖,西村 明,谷津明彦,渡邊精一,赤嶺達郎,平松一彦,阿部宏喜,白井隆明,郡山 剛,天野秀臣,川原裕之,藤井建夫,神崎宣武,山本志乃,秋道智彌,菅 豊,橋村 修,安室 知,中井精一,矢野憲一,後藤 明,三木奈都子

目次

. 魚の構造と機能
1. 魚の分類と形態
 1.1 魚類分類学とはどういうものか
 1.2 メクラウナギ類
 1.3 ヤツメウナギ類
 1.4 軟骨魚類
 1.5 硬骨魚類
2. 魚の解剖と生理
 2.1 呼吸・循環・血液系
 2.2 消化・吸収・排泄系
 2.3 生殖・浸透圧調節・内分泌系
 2.4 感覚器系
 2.5 運動系
 2.6 神経系
 2.7 ゲノム
3. 魚の生態
 3.1 食性
 3.2 繁殖
 3.3 移動と回遊
 3.4 行動
4. 魚の環境
 4.1 魚の生活圏としての水中の環境
 4.2 淡水の環境
 4.3 海洋の環境
 4.4 海洋の生物環境
 4.5 典型的な海洋生態系―亜寒帯海域と亜熱帯海域における表層生態系
. 魚と漁業
5. 魚と漁獲
 5.1 日本と世界の漁業生産
 5.2 漁場の形成と探索
 5.3 漁具漁法と魚の行動
 5.4 持続可能な漁業
6. 魚と増養殖
 6.1 魚の増殖
 6.2 魚の養殖
 6.3 病気と対策
7. 魚と資源
 7.1 魚の資源生態
 7.2 生態系と資源
 7.3 個体群動態
 7.4 海洋環境と資源動態
 7.5 資源の管理
. 魚と文化
8. 魚と健康
 8.1 魚食と健康(食品の一次機能)
 8.2 魚介類の味(食品の二次機能)
 8.3 機能性成分と健康(食品の三次機能)
9. 魚と食文化
 9.1 水産加工品の誕生
 9.2 鮓から刺身へ―生食の系譜
 9.3 煮魚と焼き魚―日常の副食とハレの馳走
 9.4 干物と塩物―保存食の系譜
 9.5 いしる,しょっつる,くさや汁―魚醤の系譜
 9.6 昆布,かつお節,煮干―だしの系譜
10. 魚と民俗・伝承
 10.1 魚の民俗―多様性と伝統
 10.2 川・湖沼の魚と民俗
 10.3 回遊魚の民俗
 10.4 水田の魚と民俗
 10.5 魚名文化論
 10.6 カミの魚
 10.7 モノと道具としての魚介類
 10.8 魚と行事・人生儀礼
 10.9 魚と女性
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